野球少年物語

野球をもっと好きになる。一生懸命頑張る野球少年の物語

今日は…

long, long ago…

数十年前、私は野球少年だった。
小学三年生の時、親父に無理やり入団させられた。

いま思えば、なんでもっと真剣に野球をやらなかったんだろう。
私は近視でガラスのメガネをかけていて、
アトピーだったから夏場は汗で身体中が痛痒くて辛かった。
先に入団していた子にはレベルの差がつけられて、
試合はいつもベンチだったし、
野球が下手くそだったからチームメイトのいじめにもあった。

だから、野球が嫌だったし、なんども辞めたいと思ってた。
親父は本当に大変だったと思う。

いま思えば、自分は親の期待と言うものに、まったく応えてなかった。
なんでも嫌がったし、両親はきっとガッカリしたと思う。
たぶん試合出たのも多くないし、
試合でヒットを打ったことはあるだろうけど記憶にない。
たとえ活躍しなくても、
せめて頑張って努力する姿ぐらい見せることが出来たらよかった。
六年生まで約四年間やったけど、
それすら見せてあげられなかった。

それから数十年。
野球少年が大人になって、
子供が野球をやって、
逆の立場になってみると、
自分はヒットを打てなかったことや
試合に出れなかったことよりも
なんで一生懸命やらなかったことの方が後悔してます。
 
私は一生懸命、野球を楽しむ息子を全力で応援するし、
子供たちのために出来ることはなんでもやることが、
いまあのときの後悔を少しでも取り返せるんじゃないかと思ってます。

今日は親父(息子のジジ)の誕生日です。
誕生日おめでとう。
いつも息子(孫)を応援してくれて、
ありがとう。
あのとき、野球をやらせてくれてありがとう。

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息子が入学式の前に入団した当時の写真(2015年4月)です。
あれから約4年の月日が経ちました。
長かったようであっという間でした。