野球少年物語

野球をもっと好きになる。一生懸命頑張る野球少年の物語

全日本支部代表決定戦敗退

全日本支部代表決定戦準決勝。
負けました。

新6年生は6年生になる前に全国への夢が終わりました。
新6年生は負けてベンチで泣いていたけど、
本当に悔しかったのか?
自分に情けなくて泣いたのか?
私なら後者です。

私は悔しいというより、
残念。
残念というより、
がっかり。
そんな気持ちです。
四球で満塁にして失点。
エラーで進塁、そしてパスボールで失点。
ツーアウトで振り逃げを許す…。
端的に言えば低学年野球をして負けた。
相手チームはしっかりストライクを投げて
打たせて守ってアウトをとっていた。
その違いです。

渾身のストライクボールを打たれたわけでもなく、
全力でバットを振って凡打したわけでもなく、
相手に勝ちたいという気持ちが少しもなかった。
だから悔しいという理由では泣けません。

試合は風がものすごく強かった。
でもそれは対戦相手も同じです。
集中力がどうとか、
声が出てなかったとか、
そんなんじゃない、実力で負けたんです。
負けて悔しいと思うなら
明日から、いや今日から素振りを死ぬほどやってこい。
本当に悔しいなら
死ぬほど努力してこい。

息子は二回戦(17日)の後、
39度近くの熱を出して学校を三日間休みました。
なんとか治したかったのですが、治らなかった。
そして迎えた今日。
9番セカンドで先発しました。
9番打者は体調不良な息子への監督の配慮です。
ただ、試合に向かう前の練習中に息子は不安そうな顔をしていました。
それを見た監督は
「やるならやる、具合が悪いならやめて帰れ。やるなら、そんな具合悪そうな顔をするな」
と一喝しました。
息子は「やります!」と言った。
それで息子は気持ちが入ったと思います。
一応、レギュラーとしての意地も芽生えてきたと思います。

打つ方ですが、
9番なので結果的に1打席しか回ってきませんでした。
病み上がりだし、期待されてなかったと思うんですが、
2回裏、ツーアウトランナー1塁でレフトオーバーのタイムリスリーベースを打ちました。
良く捉えたと思います。
長打を打ったのは息子だけでした。
息子が言うには「相手ピッチャーの球、速かったよ」と言ってました。

で、実際に息子が打った球の球速を測定してみました。
計算式は以下です。
15÷α秒×3.6=球速
詳細説明は以下です。
15m(本当は16mだけどリリースポイントと打ったポイントとの距離ががそれよりも1m短いと推定)÷α秒(ボールが投手の手から離れた瞬間から投げてからバットにボールが当たった瞬間までの時間)×3.6(時速換算)=球速(km/h)
としました。
αはビデオで判定しました。
0.57秒でした。
よって15÷0.57×3.6=94.73684210526316
小数点以下切り捨てで約94km/h。
まぁ誤差もあると思うので…。
というか私って暇人。
小学6年生なら悪くない速さです。
十分です。
しかし、息子にとっては絶好球でしたね。
好きな球速だと思います。

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カウントツーボールのあと、
低めの際どい球でストライクをとられ、
4球目のストライクボールを見逃さずに捉えました。


来たボールに逆らわず完ぺきな当たりで左中間に弾き返した。
ボールは綺麗なアーチを描いて飛んでレフトの頭上を越えていきました。
6小の校庭だったらネットを越えていたかもしれません。
それぐらいの大飛球だった。
結局、チームのヒットは息子の三塁打を含め3本のみ。
うち2本は息子含め新5年生。
新6年生は1本しかヒットがなかった。
あえて苦言を言えば、新6年生には我武者ら感が無いんだよ。
負けてて逆転してやろうって気持ちが足りないんだよ。
だから新5年生に負けるんだ。
なんで新5年生が内野を守ってる?
なんで病み上がりの新5年生が出てる?
残念だけど本当の事だ。

試合前の練習中に、
新5年生のチームメイトの一人がシートノックを受ける際、
息子が病み上がりだったから、セカンドのポジション争いをしている息子より
先に並んでセカンドのシートノックを受けていた。
彼はスタメンでは無いけれど、
こういうチャンスに、しっかり前に出て監督に積極的にアピールしていた。
素晴らしいと思った。
こういう気持ちが新6年生に欠けている部分。
新6年生はシートノックをやってもいつも遠慮がちに後ろに並ぶ。
そんなメンタルじゃ技術があっても勝てないよ。

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守備は内野フライをショートと交錯してエラー。
風があったにせよ、声掛けが足りないと思います。

準決勝敗退。
新6年生のエースとキャプテンが投げて負けたんです。
厳しい言い方かもしれませんが、それが実力だったってことです。
全日本支部代表決定戦はとても残念な結果に終わってしまいました。
強風の中、沢山のOBにも応援に来ていただきました。
ありがとうございました。
全日本への夢は途絶えましたが、
まだ三位決定戦があります。
春季大会もあります。
都大会への道はあります。
大切なのは負けて泣いて終わらせるんじゃなく、
反省して次に活かせるかどうかです。
特に新6年生です。

なぜ、そんなに厳しいことを言うのか?
私は学童野球に関わってたったの4年ですが、
それでも4回6年生を見ています。
いつも思うのは6年生は夏を過ぎたころから
もう大会が残り少ないと気づき始める。
もっと頑張ればよかった。
そう思っても遅いんです。
新6年生は息子と4年間一緒に野球をやってきた仲間です。
息子にとって一番長い時間一緒にやってきた。
だから後悔してほしくない。
気づいてほしい。

試合終了後に低学年を交えて紅白戦があったのですが、
参加したい息子を諭して早退しました。
まだ風邪が治ったわけではないので、
帰宅してシャワーに入れて寝かせました。
明日は終業式なので、さすがに学校を休ませるわけにはいかない(苦笑)
体調がすぐれない中、本当によく頑張ったよ。
結果は結果、身体が辛かったのに野球を休まず頑張った。
(学校は休んだけど)
褒めてあげたいと思います。

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おやすみなさい(15時30分ぐらい)