野球少年物語

野球をもっと好きになる。一生懸命頑張る野球少年の物語

経験と言う貴重な財産

今日から全日本予選が始まりました。
初戦は天候に恵まれました。
結果はご存じのとおりです(笑)

…。
……。
辛勝でした。
いろんなことがいろんなところで起きる。
だからスポーツは面白い。
今日この日のためにすべてのチームが日々練習をしてきました。
その相手を倒すんです。
全力で向かい合う。
勝負の世界は何が起こるかわかりません。
練習と試合は違います。
練習試合と公式試合は違います。

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5 選手の障害予防のための指導者へのガイドライン
① 試合をしないシーズンオフを少なくても3ヵ月をもうける。
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ということは貴重な「経験」を三か月積むことができないということです。
経験は練習では得られません。
試合で得られる緊張感もです。
これは大きな損失です。

今日、試合をしていて思ったのは、
試合をしている選手だけでなく、
監督・コーチ、そして保護者も大きな経験を積んだハズです。
勝ち負けではないのです。
経験を積んで子供たちは成長します。
息子はいい勉強をしたと思います。
悔しい場面も多々ありました。
それが明日につながると思ってます。

息子は2番セカンドで先発でした。
打撃については1打数0安打でした。
四球、四球、ファーストファウルフライ。
しかし、二つの四球で出塁し、
息子はホームへ帰ってきました。
十分です。

守備はセカンド→サードでした。
セカンド守備で強い当たりのゴロを捕ったのですが、
ボールを落としてしまい、そのままどこにも投げることができず…。
トンネルしなかったのはよかったのですが、
ボールを見失ってしまったのがよくなかった。
落としてもすぐに拾って投げれば間に合いました。
これも経験です。
ノックのボールを捕るのとは違うんです。
生きた打球は技術だけじゃ捕れない。
技術と気持ちで捕るんです。
練習でのノックならエラーして「もう一丁!」でいいかもしれない。
試合に「もう一丁」は無いんです。
それ一度きりの真剣勝負なんです。

息子は同点で迎えた最終回の先頭打者でした。
そこで二球で追い込まれた後、くさい球をカットしに行き
それが結果的にファーストファウルフライになりました。
息子はベンチに戻ってくるとき、悔しくて泣いていました。
前の回でセカンド強襲を捕れず、自分のせいで同点に追いつかれ、
なんとしても塁に出たかったと思います。
とても悔しかったんだと思います。
我々は先攻だったので、この回に点が取れなければ
良くてタイブレーク
最悪サヨナラ負けでした。
結果的に点が取れたものの、
先頭バッターの重圧は相当だったと思います。
練習や練習試合でそういう気持ちになりますか?
なるわけない。

イメージ 1

一発勝負のトーナメント方式に賛否両論ありますが、それも経験だと。
いや試練だと思えば、これはこれでありだと思ってます。

試合終了後、帰宅した直後に雨が降ってきました。
試合中に雨が降らなくて良かった。
この子たちは持ってる。
と思っていいですかね(笑)

まだまだ終わらせたくない。
終わってたまるか。