野球少年物語

野球をもっと好きになる。一生懸命頑張る野球少年の物語

夏が終わった

新人戦決勝戦
負けました。

なんて書こうか悩みました。
書いてもタラレバで言い訳っぽくなりそうで。

正直、悔しいという気持ちはありません。
残念というか、本音を言えばがっかりという気持ち。
期待していたからです。
力を出しきって勝負して
相手に力の差で負けたなら悔しいです。

そうではなく、自分自身と戦って自分に負けた。
負けは私含め監督、コーチ、チームの全員の責任。
結果、実力がなかった。

何度もこのブログで書きましたが野村監督はこう言った。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
負けた原因ははっきりしているはず。
野村監督は今年著書のイベントで、ピッチャーをやっているという野球少年に対して
三年間、学童野球を見ていて大切だと思うのは、いかに四死球を出さないことです。
メジャーも一緒、セイバーメトリクスで評価されるのは球速ではなく、いかに球数少なくアウトにできるか?つまりストライクゾーンで打たせてとれるかなのです。

また、2016年シーズンに大谷翔平投手が164km/hを投げたとき、
バッターの糸井選手は空振りではなく、打ってヒットにした。
つまりどんなに速い球でもコースが甘ければ打たれるんです。
球が速いだけじゃダメなんです。

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息子は2番サードで先発したものも、
勝戦という雰囲気にのまれた。
途中、プレッシャーに耐えられずグランドで泣いて交代。

1打席だけ立ちました。
見逃し三振。
情けないと思う。

試合前、シートノックをやる前に
わざと寝転んでユニフォームを汚せと言った。
しかし、やり忘れてシートノック後にやった。
明らかに緊張していた。
リラックスさせるためにやらせたのが、
かえって意味がなかった。

ビビりは遺伝なのかと調べたが
そんなことはなかった。
小さい頃はビビりじゃなかった。
人前で発表したり、劇の主役をやったり
公園で遊ぶときなんか、入り口で大きな声で自己紹介したりしていた。
ここ1年ぐらいで何をしたら怒られるとか状況判断が出来てきたというか、
周りの大人たちがどう感じてるかがわかってきたんだと思います。
真面目な方だし、気にしすぎるんでしょうね。
ミスしたらどうしよう=不安。
息子はベンチ裏でただ「不安」だと泣きながら口にしていました。
克服できるでしょうか。
私は無理して克服する必要ないと思ってるけど、逃げる必要もないと思ってます。

監督がメンタルが弱いのは技術が足りないからと試合後のミーティングで選手たちに言ってました。
そう思います。
野球上達すれば自信になります。 
自信がつけばメンタルも強くなるはず。
不安に思うのは失敗を恐れているから、
失敗するかもと思わないぐらい
何度も何度も守備や打撃の練習するしかない。

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試合後、息子はバッセンに行きたいといいました。
いま車が無いので、
バッセンまで片道3kmの道のりを二人で自転車漕いで行ってきました。
バッセンはガラガラ、しばらくしてチームのエースが来ました。
二人で仲良くバッティング。
話ながら帰宅しました。
元気そうで良かった。
エースは口数が多かった。
子供はあまり引きずらないのがいい。

きっと笑い話になる日が来る。
子供達と決勝戦を戦った日本一暑い夏でした。