野球少年物語

野球をもっと好きになる。一生懸命頑張る野球少年の物語

努力せずして勝利はない

隣の市まで遠征して練習試合をやりました。
負けました。大敗。

息子はショートでした。
今日の試合はショートゴロが多かった気がします。
初回、グラブの先にわずかにかすめたヒット性の打球を
ランニングホームランにされました。。。
また、せっかく捕ったゴロを二度も送球エラーをした。。。

私は息子に怒鳴った。
「この○×▼?!”$$%&!!」と(自主規制)
隣で子供たちを見守ってくださっていたチーム代表にたしなめられました。
「褒めなさい」と。
「一つ上の学年の強い打球を捕るだけでもすごいんだから」と。
すみません、、、気持ちの上ではわかっております。
声も一番出てたし、ゴロも難なくさばいてました。
褒めてやるべきです。
ただ、画竜点睛を欠くというかなんというか、
ゴロはファーストに送球してアウトにしてからこそ褒められるものかと。
ゴロをかっこよく捕って、イェェエエエエイ!じゃない。
一塁審判の「He’s out!!」のコールがあって褒められるものかと。

打つ方は2打数0安打、ファーストゴロ、サードゴロでした。
試合前の練習では好調だっただけに残念。
しかし、不思議と三振はない。
今年になって16試合して三振したのは3回ぐらいだと思う。
さらに見逃し三振は一度もない気がします。

怒鳴った責任はとる。
今日ダメだったところは今日のうちに徹底的に直すしかない。
チーム解散後、すぐに近くのグランドの片隅で、
自主練習を2時間程度、日が暮れるまでやりました。
砂まみれになりながらアメリカンノック的な手ゴロを
特に送球に重点を置いて(こっちが)死ぬまでやりました。
何度か私が(へばって)「もう帰ろう」と言うと息子は「帰らない」と言います。
二人だけフリー打撃も(こっちが)死ぬほど走ってボール拾いをやりました。
最後はトスバッティングとノックをやって〆ました。

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グランドのもう一方の片隅には高学年のSコーチとK君がいた。
みんな頑張ってる。俺たちも負けない。
ライバルより努力しなければ勝てない。
なにより自分に勝てない。

監督がチーム解散の挨拶でこんなことを言ってた。
「こんないい加減な試合をしていて満足するなら、
これから先、ずっと勝てない、それでいいなら諦めるけど、、、
いや、俺は諦めたくない」
そして珍しく息子を褒めていた。
送球エラーした息子を。

人生は勝負の連続なんだ。
残念だけど競争は避けて通れない。
努力して頑張っても頑張っても負けることはある。
けれど頑張って努力して戦わないでどうすんの?
逃げてばかりの人生、そんなありか?
いや、ないね。
俺は勝ちたい。
低学年大会で強い相手をぶっ倒して俺は勝ちたい。
いや俺と息子は勝ちたい。
負けたくない。
悔し涙は流したくないね。
嬉し涙を流したい。

砂まみれの息子の顔を見て改めて思った
今日は暑かったな。
両腕にはくっきりと日焼けのあとが…。