野球少年物語

野球をもっと好きになる。一生懸命頑張る野球少年の物語

相手のことを考えてあげられる気持ち

今日は秋の都大会予選の初戦でした。

天気が心配でしたが試合を行うことができました。

試合ができる事の幸せ。

昨夜、息子はぐーすか寝てましたが、

私はなかなか寝付けませんでした。

息子はこれからたくさん時間がある。

しかし、私にはたくさん時間はない。

(別に余命宣告されたわけではないです…)

人生90年としたら半分過ぎて、

これからは下り坂。

残りの人生をどうやって生きるか考える時期です。

 

息子はそんなこと考えたりはしないでしょう。

私も小学生の頃は時間は無限にあると思い込んでました。

しかし、いずれ時間は有限だってことを知る。

そして、今後10代や20代のようにはできないことも……。

 

息子はただの野球の試合かもしれない。

でも、忘れてほしくない。

今日、この日は、人生で二度と来ないということを。

監督が試合前に言いました。

「やらずして後悔だけはするな」と。

あの時、こうすれば…やっておけば…。

自分の小学生の野球は後悔だらけです。

自分に諦めていた。

やりもしないでできないと…。

だからこそ、息子には諦めてほしくない。

どんなピンチでも逆転できるって信じてほしい。

今日の試合はそんな展開でした。

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2番サードで先発。

序盤リードしていたものの、

同点に追いつかれて、

最終回、逆転されました。

さらに、満塁のピンチの場面でマウンドに立ちました。

緊張の場面で抑えてベンチに戻ってきました。

その裏、驚異の粘りでランナーを返して同点。

タイブレークでもマウンドに立って0点に抑えました。

その裏、2塁ランナーだった息子は四球で満塁になると、

内野ゴロの間にホームに滑り込み、サヨナラ勝ちすることがでした。

 

その時、私は息子がホームに滑り込む瞬間を撮影し忘れました。

あっ、と思ってファインダーを向けた先に映っていたのは、

サヨナラ勝ちした息子の喜ぶ顔ではなく、

キャッチャーマスクを拾って、

相手チームのキャッチャーに渡してあげているシーンでした。

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親バカ呼ばわりされて結構ですが、

息子を誇りに思いました。

勝ってバカ騒ぎするわけではなく、

相手を慮って行動できる。

自分にはできません。

野球が上手いとか下手とか、

そんなことよりも大切な事がある。

それを学童野球生活で学べたことが一番良かった。

残り少ないですが息子と共に頑張りたいと思います。

 

そして、全然関係ない話題。

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なんか忘れた頃に抽選で当たりました。

いまはマスクは入手できますし、

送料込みで約4,000円は高い。

しかし、マスクが入手困難な時に、

畑違いのマスク製造を行った企業努力に敬意を表したい。

これも勇気がいることだと思う。

得意分野ではないことをやるなんて自分には出来ない。

自分には出来ないから、せめてシャープを応援したいと思いました。

 

息子はマスクを拾ってあげた。

私はマスクを買ってあげた。

全然、レベルが違うな…苦笑。