野球少年物語

野球をもっと好きになる。一生懸命頑張る野球少年の物語

あと一歩が遠かった

暑かった。
いえ、私は暑く感じなかった。
それぐらい試合の方が熱かったからです。
でも多分暑かったんでしょうね。
なぜなら私の水筒があっと言う間にカラになっていたから。

勝戦でした。
負けました。
悔しいですが
相手が強かった。
最後は息子が打たれて負けました。
それだけです。

試合後、改めて振り返ってみると
6年生はこれでよかったのかと思う場面が多かった。
勝ち負けのことではありません。
6年生全員が自分自身納得のいく試合だったのか。
私は疑問です。
もし、仮に勝ったとしてもです。
細かいことは書きませんが、
この大会は6年生の大会なんです。
私は6年生エースがマウンドに立って欲しかったし、
6年生キャプテンが最後の打席、
一打サヨナラの場面で、
たとえ三振だったとしてもフルスイングして欲しかった。
そんな気持ちです。

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息子は6番セカンドで先発しました。
息子は前の日に「6番」を打ちたいと言ってました。
6番ならチャンスの時に回ってくるからだそうです。
(なんでそうなるか理由は不明)
そんな息子の気持ちを知ってか知らずか
本当に6番でした。

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4回表に息子が二番手でマウンドに立ちましたが、
エースの代わりが務まるほど実力はありません。
しかし、去年の新人戦の決勝戦で緊張のあまり、
過呼吸を引き起こして途中リタイアしたことを思えば、
3イニングを投げて1矢点被安打1と、よく投げたと思います。
まぁ、いきなり先頭打者にデッドボールを食らわせて
どうなることやらと思いましたが…。
デッドボールを当ててしまった選手、ごめんなさい。
しかし、延長タイブレークで打ち込まれて6失点。
1アウトしか取れず降板。
それが決勝点になりました。
息子は試合後、悔しくて号泣してました。

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変わって打つ方、息子は4打数無安打でしたが、
タイブレークで最終打席の当たりはそんなに悪くなかった。
ただ打球が上がり過ぎました。
相手の外野手が上手かった。
ビデオ見たらバットの先っちょでしたが(笑)
まぁ結果だけ見たら、いいところが無かったです。

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この大会は勝ちたかった。
うちのチームはT口OBコーチを始め、
多くのOBコーチが練習を手伝ってくれています。
OBコーチの方々には本当に感謝しかないし、
勝戦まで来れたのもOBコーチたちのお陰と言っても過言ではありません。
だから、息子達が結果を出してOBコーチたちと喜びをわかち合いたかった。
それが出来なかったのがとても残念でなりません。

そして試合には低学年の選手たちが毎回応援に来てくれた。
3年生の中には負けて悔しくて泣いてくれた選手もいました。
こういう子は絶対に野球が上手くなると思います。
試合に勝ちたいという気持ちが、
野球が上達するうえで大切な要素なのだから。

息子に何度も何度も言ってますが、
6年生になって後悔しても遅いです。
個人的には3年生の時から6年生のあるべき姿を想定して
努力を積み重ねる必要があります。
いま私が考えているのは息子の中学野球の姿です。
ぜんぜん気が早くないですよ。
もうすぐそこです。
中学野球の情報収集は息子が4年生の頃から始めてます。
そして、その延長には息子の高校野球の姿があります。

来月から市民大会、ジャビットカップ支部予選…、
その後も大会は続いていきますが、
6年生が出られる大会は残りわずかです。
すでに全国大会も都大会といった大きな大会へ参加するチャンスはもうありません。

個人的ですが、うちのチームのエースが都大会で投げる姿を見たかった。
このブログでチームの選手ことを話すのはほとんどありませんが、
それぐらいレベルの高い選手だからです。
チームの選手たちの憧れの存在なんです。

息子が6年生たちと戦えるのもあとわずかです。
全日本学童支部予選三位、春季大会準優勝という結果を、
残りの大会にどう活かすのか、
また泣いて終わるのか、
6年生はあと約半年しかない学童野球生活を悔いなく終わらせてほしい。

息子の学童野球もあと一年半しかありません。
高校野球でいえば新二年生になり、新しいチームが始動するころでしょうか。
夏の新人戦でどう戦うのか、
去年の低学年大会から一年が経ち、
ここまでの試合を見て5年生のレベルは上がっているのを実感してます。

私は「二位は敗者のトップ」だの「優勝以外は負け」だの、
散々書きましたが、今年の6年生はメダルを貰っているだけ幸せかもしれません。
なぜならひとつもメダルを貰えず卒団していく選手も多くいるからです。
そう思えば十分立派な成績だと思います。
みんな春季大会準優勝おめでとう。
そして次の試合に向けて頑張ろう。
努力し続けよう。
市内に強いチームがいるってことは幸せなことだから。