野球少年物語

野球をもっと好きになる。一生懸命頑張る野球少年の物語

ビヨンドマックスでテンションマックス

それは2月5日(日)の練習の帰り道のことでした。
「ビヨンドは低学年大会に優勝したら勝ってやる」と以前から言ってました。
本当に優勝すると思っているので、
私は買いたくないからわざと高いハードルを設けたわけではないです。

すると息子はこう私に言いました。
「低学年大会に優勝したらそのあと大きな大会はないよね。
その時、僕はいつビヨンドを使うのかな?
僕は低学年大会に優勝するために使いたいんだ。」

低学年大会に優勝すれば上部大会(南多摩・武相地区親善少年野球大会)があるので
ビヨンドが活躍する場はあるのですが、、、、
まぁ、確かにもっともな意見だな、と思いました。

機会損失。
使うべくタイミングで使えない。
タイミングを失えばどんな高価なものでも
それはただのゴミでしかない。

息子の話を聞いた日、一瞬バットの長さのことを気にしましたが買いました。
ビヨンドマックスの安いやつ。
でも17,000円もす~る~!
私が今までの人生で買ったバットの中で一番高い。

小学生のバットの寿命は短い。
バットそのものの寿命のことではないです。
子供の成長が早いから、適切な長さと重さがすぐ変わる。
一年も過ぎたらもうね。バットが短くて使えない。
どうせ背が伸びるんだから、長いバットを買う、というのも一つの答えです。
でも、私の考えは適切なバットを使わせて
1本でも多くヒットを打たせたやる。
バットは伸びたり縮んだりしないので。

今年小学3年生ですが、バット4本目です。
アホか、バカか、これが親ばかと言われようが気にしません。
最高の誉め言葉でしょ。
身長、体力に合わせた最良のバットを使わせる。
それが親にできる最大の支援。

私はお金持ちじゃない。
私のビジネスシューズはアウトソールが擦り切れて穴が開いていて通気性がよく、
雨の日は一歩踏み出しただけで一瞬で靴下までびちょぬれという代物だし、
職場の飲み会も極力断り、昼飯は一番安い240円のかけ蕎麦を汁まで残さず食べてる。
でも買うのはビジネスシューズじゃなくてバット。
試合でヒットを打つ息子は俺の夢だもん。

私は小学生の頃、
チームメイトは高そうな金属バットを持っているなか
木製バットを使ってました。
すごく冷やかされたし、チームメイトに私のバットを勝手に使われて、
石とか打って傷だらけにされ、いじめにもあった。
ようやく金属バットを買ってもらえたと思ったら
700gぐらいある重たい金属バットだった。
(そのころは軽量バットがなかったかもしれない)
そんなの振れませんよ。
ただ悔しかった思いしかない。

だから、自分の子供に野球やらせるなら、
道具で困らせるようなことは絶対にさせないと誓ったね。
唯一、野球で教えてやれるとしたら
バッティングぐらいしかないしな。

ビヨンドマックスでヒットが1本でも多く打てるならいいじゃん。
私の時代にはなかったビヨンドマックス
世の中にあるバットのなかでいいバットを使わないでどうする?
74cmでブヨブヨバットはビヨンドマックスEVしかない。

ただ、すんなり渡してやるほど世の中甘くない。
4月までビヨンドマックスで5000スイングさせる。
出来なかったらヤフオク行き。
ただそれだけだ。

そんで今日、物が届きました。
で、出し惜しみしても仕方ないので息子に見せた。
だって押し入れにしまっておいても何の役にも立たないでしょ。
クリスマスプレゼントでもあるまいし。

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息子はすごく喜んだ。
こっちが驚くぐらい。
すぐに打ちたいといった。
しかし、5000スイングするまではダメだといった。
素振りしろ、グリップ見たらサボっているかどうかわかるぞ。
と言った。

息子はバット持って寝ていい?
というのでいいよーと言った。
バットを使い始めたら布団の中には入れられないからな(笑)

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いい夢見ろよ!(by柳沢慎吾