眠れませんでした。
試合前で緊張していたわけではありません。
息子は爆睡。
私は雨が気になって眠れませんでした。
ほどんど寝てない。
雨音が耳にまとわりつく。
雨で負けたくない。
そう思いました。
朝、起きたら、というか起きてたけど…。
やっぱり、雨。
集合時間になってグラウンドに着くと土砂降り。
最後の最後に雨に負けるのか…。
そう思い始めてました。
先行して決勝戦会場でグラウンド整備していた保護者から
グラウンド整備で来てほしい、と言われたので駆け付けると…
グラウンド全面が水溜まり…。
大人が50人ぐらいで汗水たらして子供たちのためにグラウンドの水をスポンジで吸い上げていました。
もちろん、相手チームの保護者の方たちも一生懸命グラウンド整備をされてました。
皆さんには感謝しかない。
そして、想いが通じたのか、
私の執念が天に届いたのか、
試合開始直前に快晴になった…。
キセキ。
99.9%諦めかけてた。
思えば今年はいろんなことが多すぎた。
暗いニュースばかり…。
グラウンドの泥水をスポンジで吸い上げている時、
私はなんて意味ある素晴らしい仕事をしているのだろうと、
子供たちがこの場所で一生懸命野球ができるために
グラウンド整備することが、
とても重要な仕事だと思えてならなかった。
2番ショートで先発しました。
バッティングはいいとこ無し…。
しかし、守備は良かった。
そして、3点のリードで6回の守り。
先発エースがノーアウト満塁のピンチ。
空が暗くなり、急に強い雨が降ってきました。
ここで球数制限の70球。
息子はマウンドに立ちました。
グラウンドは一気に水浸し…。
さっきまでの青空が嘘の様でした。
残り時間も15分を切っていたと思います。
我々は後攻とは言え、逆転された時点で雨天コールドもあり得ます。
もちろん、ワイルドピッチや押し出し四死球は問題外です。
そんな場面。
最初のバッターをレフトフライ(タッチアップで1点)で1アウト。
二番目のバッターをショートゴロで2アウト。
ランナー進塁して2アウト2、3塁。
三番目のバッターを故意四球で再び満塁。
2アウトとはいえ、外野にヒットを打たれれば同点の場面。
四番目のバッターをキャッチャーフライに打ち取り3アウト。
1失点で抑えてきました。
6回の裏に入るところで雨天中断。
雨が少し上がってきたところを見計らってみんなでグラウンド整備をしました。
そして、プレイ再開…その時、雷鳴が…。
6回表が終わったところで残り10分程度でした。
裏の攻撃が終わって7回に入れるかどうかは微妙なところでしたが、
これも運命なのかな…。
雨天コールドで勝ちました。
が、すっきりはしてません。
最後の最後まで諦めなかった相手チームに敬意を表します。
本当にタフな試合でした。
思えばこの大会そのものがタフでした。
きつかった。
でも、最後までよく頑張ったと思います。
また、あの場所で戦える。
代表として恥ずかしくない戦いをしてきたいと思います。
すべて感謝しかない。